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2014年03月10日

Mac OSX 10.9 (Mavericks) で 日本語入力可能な日本語化された Gimp 最新版 (2.8.10) を使うには

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Mac の Gimp 最新版 (2.8.10) の日本語入力と日本語化

日本語化したGimp最新版で日本語入力

2014-05-11追記: エラーが出てしまう (日本語) ヘルプを利用可能にするには「Mac の GIMP 2.8.10 のヘルプを使えるようにするには」をごらんください。あと、本記事でSourceForge版と言っていたのは、より正しくは LisaNet版 (Gimp on OS X) でした。SourceForge には、LisaNet版のGimp on OS X と GIMP本家版のGIMP.app の 2 つのプロジェクトがあります。

Mac OSX Mavericks (10.9.X) の GIMP の最新の 2.8 系統は、日本語版のパッケージではいろいろと致命的な不具合があっていい評価が得られていない (たとえば、キーボード入力がショートカットとみなされてしまうとか) みたいだ。中でも、日本語入力ができないのは非常にツラい: 具体的には、SourceForge.jp の Gimp on OS X プロジェクトからダウンロードした LisaNet 版 のもの (Gimp-2.8.10p2-Mavericks.dmg) は、メニューが日本語化されているものの、日本語入力ができない。このためワークアラウンドとして、コピペやテキストファイルからの読み込みをしなければ ならない。非常にストレスフルだ! 一方で、GIMP本家 (gimp.org) のもの (gimp-2.8.10-dmg-1.dmg) は、日本語入力はできるものの、日本語化されていない……。

そ こで、これらの問題を解決する方法として、日本語入力ができる GIMP 本家版をベースに、これを日本語化する方法を説明する。これにより、テキストファイルから文字列をコピペするなんていうまだるっこしいことをしなくて 済み、ごくごく普通に日本語を入力できる GIMP が使えるようになります!!

概要としては、(1) ロケールデータのコピーと (2) 起動スクリプトの修正である。

基本手順

  1. GIMP本家にある gimp-2.8.10-dmg-1.dmg とLisaNet版Gimp on OS X にある Gimp-2.8.10p2-Mavericks.dmg の両方の .dmg ファイルを、ダウンロードする (LisaNet版の方は、あとで日本語データだけ使います)
  2. GIMP本家の gimp-2.8.10-dmg-1.dmg から GIMP.app をインストールする
    • あなたの Mac の /Applications フォルダにコピーですね。
  3. LisaNet版の ja ロケールのデータをインストール済みの GIMP.app にコピペする (後述)
  4. 起動スクリプトのバグを直す
    • ロケールの判定にバグがありますので直します (後述)。

LisaNet版Gimp の ja ロケールデータのコピー

  1. LisaNet版の .dmg ファイルから、Gimp.app の中身を開く (右クリック>パッケージの内容を表示)
  2. 基本手順2.でインストール済みのGIMP本家版 /Applications/GIMP.app の中身を開く
  3. LisaNet版の ja ロケールを、インストール済みの GIMP.app へとコピーする
    • コピー元: /Volumes/Gimp\ 2.8.10p2\ Mavericks/Gimp.app/Contents/Resources/share/locale/ja
    • コピー先: /Applications/GIMP.app/Contents/Resources/share/locale/ の下に ja をペーストします。

GUI (Finder など) でコピペしても、CUI (ターミナル.app, iTerm2.app など) で cp してもどちらでも構いません。

起動スクリプトの修正

ロケールの判定にバグがあるので、修正が必要です。

  1. /Applications/GIMP.app の中身を開く (右クリック>パッケージの内容を表示)
  2. /Applications/GIMP.app/Contents/MacOS/ にある GIMP というファイルを適当なテキストエディタ (vim, emacs, nano など) で開く
  3. 92行目辺り、I18NDIR=〜の上にある APP=name を APP="gimp20" にしてください。

修正前

92: APP=name

修正後

92: APP="gimp20"

これで、日本語化されかつ日本語が入力できる GIMP 2.8.10 が使えます。

あ、日本語名のフォントは、「ツールオプション」にある、アイコン[Aa]を押すか、フォント欄でフォント名を入力するか、からしか、設定できないみたい。

まとめ

  • Mavericks (OSX 10.9.X) 環境において、日本語にローカライズされ、かつごく普通に日本語入力できる Gimp 2.8.10 の導入方法を示した
  • 方法は、GIMP本家版バイナリを元に、LisaNet版Gimp on OS Xバイナリに含まれる ja ロケールデータをコピーし、起動スクリプトがそれを認識するよう修正する、というアプローチを取った

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posted by もふもふ at 02:23 | ロンドン | Comment(2) | TrackBack(0) | カテゴリ: TIPS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
素晴らしい記事、ありがとうございます!
おかげさまで、Gimpを日本語化出来ました☆
Posted by とおりすがり at 2014年05月01日 23:12
遅くまでおつかれさまです。お役に立てたようで、なによりです。

いちおう Gimp 開発チームの方々にもフィードバックしたので、ひょっとしたら、起動スクリプト (Launcher script) については以降のバージョンで、直してくれるかもしれません……。
Posted by 管理人 at 2014年05月02日 09:07
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